ランディングページを改善するツール・サービスを紹介
今回はランディングページを改善するためのツールを紹介します。ランディングページは作っただけで終わりではなく、改善を繰り返していくことで高い効果を得ることが出来ます。
とはいえ一人で改善を!と言っても何をすればよいか分からないもので、世の中にはランディングページの課題を見つけたり、最適化を手助けしてくれるツールがあります。
代表的なものはGoogleアナリティクスですが、それ以外にも役に立つものが沢山あります。
今回紹介するツールたちの中から自分に合いそうなものがないか見てみてください。
ランディングページの課題発見に重宝!ヒートマップツール
ランディングページの改善をしようとしたときに非常に大きな助けとなるのがヒートマップツールです。自分たちのランディングページを訪れたユーザーの行動を色で可視化してくれます。
自分たちのランディングページがどこまで読まれているか等を知ることで改善の手がかりを見つけることが出来ます。
User Heat
月刊30万PVまでなら無料で使えるヒートマップツールです。
立ち上げたばかりのサービスやとりあえずお試しで使いという方にオススメです。PCだけでなくスマホやタブレットにも対応しており、活用できるランディングページの幅が広いのも◎ですね。
Click Tale
海外でも導入企業が多い高性能なヒートマップツールです。
PCにおけるマウスの動きや、リンクや画像などのページ内クリック、熟読しているエリア、スクロールの傾向、リンクのオンマウス率、クリック率、クリック順、ためらい時間、フォームの入力時間、、、などかなり細かいケースに分けてユーザーの動きを可視化してくれます。
離脱した際にもユーザーが離脱した場所だけでなく、そこに至る行動を数値化してくれる離脱レポートというものを出してくれるで、改善の仮説立てに貢献してくれるでしょう。
ユーザーの画面の動きを動画で見ることが出来、リアルな顧客の動きも知ることが出来ます。
ランディングページの改善においては非常に強力なツールと言えるでしょう。
Pt engine
無料でかつシンプルながらもランディングページの改善に使うには十分な機能を備えているヒートマップツールです。利用者も多く実績のあるツールです。
レポートなども見やすいように配慮されており、ツール関係を使い慣れていない人にもやさしいです。
登録すれば使えるので、とにかく無料で使って見たい人はこちらもオススメです。
crazy egg
米国のヒートマップツールです。基本有料ですが、30日間無料で使えます。
英語が得意な人であれば問題ないでいしょう。計測しようとしているサイトにタグを張り付けるだけで計測が行えてしまうので使い方がシンプルです。
ページの流入元やユーザーの環境によってどんなユーザーが来ているか、どのような行動をしているかも見ることができます。
MIERUCAヒートマップ
細かい料金設定のヒートマップツールです。他ツール同様スクロール、クリック、ユーザーの熟読エリアなどを見ることが出来ます。
多少の制限はありますが、1サイトだけなら無料で使うことが出来ます。月額9800円のミニマムプランからは制限が大きく緩和され動画マニュアルやメールサポートがつくので安心です。
MIERUCAはヒートマップ以外にもユーザーの検索意図を調べるツールなど、Webマーケティングに役立つツールがありますので興味がある方は併せて御覧ください。
TwinHeat
ページにタグを張り付けて計測できる使いやすいツールです。
ツインと名前がついている通り、2種類の異なる条件で計測したヒートマップを並べてレポートとして見比べることが出来、ひとつのヒートマップを眺めるよりも改善点に気づきやすい工夫がされている点が特徴です。
たとえば新規訪問者とリピーター、ランディングページのゴールに到達した人、到達しなかった(離脱した)人といった条件の計測結果を並べて違いを見ることができます。
レポートのカスタマイズ性や見やすさも売りにしています。
User Insight
PC、スマホ、タブレットにすべて対応しているマルチデバイス対応型のヒートマップツールです。
ヒートマップやアテンション、スクロール計測に加えてユーザーの属性分析もしてくれるのが特徴です。
例えば年齢や性別の推定、ユーザーの訪問頻度や会員からのアクセスの割合、接続地域の分析などを行ってくれます。
ランディングページの効果計測、アクセスしているユーザーの分析も一緒にしたい場合は検討してみてください。
Sitest
ヒートマップの解析、A/Bテスト、EFOまでが出来るツールです。
AIによる自動測定、自動レポート作成、自動ABテストをやってくれる先進的なツールになっています。改善側の労力を大きく削減してくれるところがポイントです。
AIによって出してくれるレポートも豊富で、ヒートマップ、クリック、スクロール、タップ、指のスライド(スマホ)の解析、、マウスムーブなど多くの情報を提供してくれる強力なツールとなっています。
USER DIVE
ヒートマップツールの主要機能に加えて、ページ内でのユーザーの動きを動画にしてリアルに見たり、ユーザーの動線を可視化して数値だけでないユーザーの動きを教えてくれるツールです。
分析におけるフィルター機能も豊富で、ページ遷移から滞在時間、特に読んだコンテンツなどももちろん見ることができます。
ヒートマップ以外の改善に役立つLPOツール
ここから紹介するものは、ヒートマップなどの機能にとどまらずランディングページ改善のために様々な機能を持っているものもあります。豊富な機能のオールインワンを押しているツールなどもあるので併せて御覧ください。
Kaizen Platform
日本製のツールです。こちらはA/Bテストによる計測、結果のレポート、改善案の提案までをもらうことが出来るツールになります。
ランディングページの改善提案を外部から貰うことが出来る機能が特徴的です。A/Bテストの結果レポートをもらえるだけでなく、そのレポートを元に登録されているグロースハッカーへ要望を伝えることで改善案を提案してもらうことが出来ます。
デザインの工数などをあまり割けないといった方にお勧めです。
Gyro-n
ランディングページを訪問するユーザーの行動特性などを分析し、最適なコンテンツを自動的に最適化してくれるツールです。
ランディングページの流入元や、過去の行動、性別、趣味嗜好、アクセスした曜日や時間帯など様々な情報を集計・分析し、訪問したユーザーに合わせたターゲッティングが得意です。広告媒体に合わせたLPOにも対応しており訪問者ごとに合わせた最適化が期待できます。
Optimizely
LPOの話題になった際に取り上げられることも多い有名なA/Bテスト用のツールです。
シェアが世界No.1で、世界中で6000社以上もの導入実績があります。
ネイティブアプリのテストも可能だったり、多変量テストが出来る点が特徴となっています。
ユーザーのターゲッティングはもちろん、A/Bテストにおいて2種類のランディングページへの訪問させるユーザーの割合を調節することができたりします。
日本語対応もうれしいポイントです。
DLPO
こちらも国産のツールになります。
多変量テストに対応しており、テスト中に最も効果のあるページを自動で選別してくれる点がうれしいポイントです。多数のページを同時にテストする多変量テストにおいて、早期のコンバージョン率向上に貢献します。
Visual Website Optimizer
Jacascriptのタグを自分のページに埋め込むことで、同一URLでお手軽にABテストが出来るツールです。コンバージョン率が最も高くなるランディングページを自動計測してくれます。
複数のランディングページのURLを用意する必要が無く、労力の削減に貢献します。一つのURLでA/Bテストできる事に加えて、テスト結果や改善率などをリアルタイムで見ることができます。
Brick
ランディングページの作成から、レポートの集計まで行ってくれるツールです。
PC、スマホなどのデバイスを問わないLPを作成でき、ヒートマップやユーザーのターゲッティング、コンテンツの自動最適化なども請け負ってくれます。
作成から改善まで幅広く対応しているとても便利なツールです。
その他LPの課題を見つけられるツール
ユーザテスト Express
モニタとして登録している人に実際にLPを見てもらい、ページでの動きを動画で録画、ユーザーが利用時に考えていることを音声で録音します。動画、音声、モニタとなったユーザーによる気になった点や感じたことがレポートの形で帰ってきます。
モニタとなる人もターゲットとなる見込み客に近い人を指定でるので、実際のユーザーに近い意見をもらうことができます。
1回5000円からできるという点もお手頃です。実際の見込み客に近い人の声を聞きたいと思ったら、試してみるとよいでしょう。
Test My Site
Googleが手供している、Webサイトの表示速度を計測してくれるツールです。
Test my Site内でも記述がありますが、ページの表示時間とユーザーの離脱には大きな相関関係があります。
スマホ向けのランディングページでは特にポイントとなる点ですので、気になった方は一度このツールでチェックしてみましょう。確認したいページのURLを張り付けるだけで結果を表示してくれるのですぐに見ることができます。
ツールをより効果的に活用するために、専門家の視点もプラス
ここまで様々なツールを紹介してきました。どのツールもランディングページのコンバージョン率増加に大きな助けとなるでしょう。
ツールを使うことでなかなか見えにくい情報を手に入れることが出来ます。ですが、得られた情報をもとに的確な改善案や仮設を立てるにはある程度のWebマーケティングの知識や、顧客心理の理解が必要です。すばらしいデータを手にしても見当はずれな仮説、改善をしてしまうこともあるので注意が必要です。
得られた情報をより効果的に使うには、知識やスキルが必要ですがなかなか自分たちで学習するのは大変な人もいると思います。そういった際にはランディングページの運用や作成を手掛けているプロに相談するとよいでしょう。
まとめ
今回はランディングページの改善に役立つツールを紹介しました。
今すぐ使える無料のツールも多数取り上げたので、ランディングページの改善をお考えの方は気になったものから試しに使って見てください。
集まったデータから効果のある改善点を手っ取り早く見つけたい方は、そのデータをもって是非専門家への相談も検討してみてください。
コメント..