効果的にランディングページ制作をする7つの方法
ダイレクトレスポンス・マーケティングの世界的権威、その道40年、
アメリカのダン・ケネディも言っています。
「マーケティングで絶対に思い出したくない失敗」は、
マーケティングの『リサーチ』を怠ったこと、と。
今回は、効果的にランディングページ制作をする7つの方法ということで、
ハード面のテクニックではなく、中身のソフト面にスポットを当てた「効果的な方法」を
ご紹介します。
その効果的な方法とは、徹底した『リサーチ』に尽きます。
では、何をリサーチしたらいいの?ということですが、以下のように分類できます。
●顧客リサーチ(ターゲットについて)
●商品リサーチ(売りたい商品やサービスについて)
●競合リサーチ(競合となる商品やサービスについて)
●市場リサーチ(商品と関連するニュースやトピック)
今回は、この中の『顧客リサーチ』と『商品リサーチ』をご紹介します。
①ターゲット(顧客)を絞る
ターゲットは、狭く絞った方が、注意を引きます。
例えば、
女性の皆さんへ、、、と呼びかけるよりも、
20代女性の皆さんへ、、、さらに
20代の女子大生の皆さんへ、、、さらに
宮城県の20代の女子大生の皆さんへ、、、さらに
宮城県仙台市にお住まいの20代の女子大生のあなたへ、、、
とした方が、ターゲットに対し「あ、私のことだ。」と注目してもらえますし、
私が読むべきものだ、と思ってもらえます。
そして、例えばですが、仙台の女子大生の生活の風景を描写しながら、
ランディングページが制作できるかもしれません。
まずは、顧客リサーチを行い、ターゲットを絞り込んでいきましょう。
そして、さらに、その絞り込んだ人たちが、あなたの売りたい商品やサービスを
どれだけ知っているかも絞り込むことで、文章の中身が変わってきます。
例えば、よく知られている商品なら説明はいりませんが、
知らないのであれば詳しい説明が必要になるからです。
②ターゲット好みの『ファーストビュー』
一般的にファーストビューでページを離れてしまう割合(直帰率)は
70%と言われています。
その時間、4〜5秒。
せっかくランディングページを訪れてくれた訪問客も、
半分以上が去って行ってしまうということです。
ターゲットが好む写真、映像、雰囲気を
この「第一印象」で伝えなければいけません。
ちょっとでも「違うな…」「好みじゃないな…」「自分に関係ないな…」と
思った瞬間去って行ってしまうからです。
③ターゲット好みの『デザイン表現』
文字の大きさ、字体、色彩設計も大切な要素です。
ターゲットの好みを取り入れつつ、
商品やそのパッケージとの統一感やバランスも大切です。
また、それぞれの色には特徴があり、人間の心理や行動に大きな影響を
与えています。
信頼が売りの堅い業種でしたら青、
癒しやリラックス効果を狙うなら緑、
楽しい雰囲気や、円満な人間関係、食欲増進ならオレンジ、
なども考慮し、設計してみましょう。
④ターゲットの『感情、欲求、悩み、思い込み』
顧客リサーチの中でも最も力を入れる部分です。
なぜなら、人は『感情』でモノを買うからです。
ターゲットの、
悩みや、不安はなんでしょう?
イライラや、フラストレーションはなんでしょう?
抱えている問題、欲求はなんでしょう?
価値観、常識だと思っていること、
思い込み、信じていることはなんでしょう?
どんな言葉に強烈に反応するでしょう? それはなぜでしょう?
これらがわかると、次の共感へとつながります。
⑤ターゲットに『共感』
ターゲットは、どんな本や雑誌を読むでしょう?
好きなファッションは?
髪型は?
どんなライフスタイルを送っているでしょう?
よく行く場所はどこでしょう?
誰と行くんでしょう?
口癖は?
ターゲットの話し言葉、口調は?
などなど…
ここまでリサーチすると、かなりターゲット像が明確になってきますね。
そうして、ターゲットに寄り添うことができ、文章の中にも
「○△□って、〜〜〜ですよね。」
「○※◇について、〜〜〜こんな不安ありますよね。」
「〇〇の時、〜〜〜イライラしますよね。」
と、表現できて、
「うんうん、そうそう、そうなんだよ…
私の気持ちよくわかってくれてるな…」
と読み進めてもらいやすくなります。
⑥商品リサーチは、『ベネフィット』
商品をリサーチする時や、商品を語る時にやりがちなのが、
その商品の特徴を調べるところまでで終わってしまうことです。
特徴とは、機能や、色、形、重さ、内容量など。。。
これではまだまだリサーチが足りません。
もっと深掘りして、その特徴や機能がもたらすベネフィット
・どんな結果をもたらしてくれるのか
・今抱えている問題をどう解決してくれるのか
・どう生活が変わるのか
・どんな感情になるのか
・使っている場面を想像してもらい、頭の中で体験してもらう
そこまでリサーチを掘り下げていきましょう。
そして、
なぜそのベネフィットが得られるのかの証拠、根拠、
独自の強み(競合との違い)、
「要するに何を買っているのか?」がわかるように
言語化していきましょう。
⑦『オファー』
先に紹介したダン・ケネディがこうも言っています。
『 弱いオファーを、強いコピーでカバーすることはできないが、
弱いコピーを、強いオファーでカバーすることはできる。』と。
オファーとは、ただ値引きをしたり、特典をつければいいというものでは
ありません。
顧客リサーチをしたからこそわかる、
そのターゲットが本当に欲しいもの、価値ある情報、価値ある特典です。
「んん〜、これは断れない…」「今、手に入れないと後悔する…」というくらいの
強いオファーを考えましょう。
まとめ
これらのリサーチを、時間の許す限り徹底的に行うことで、
効果的なランディングページになるでしょう。
あとは、様々なスキルやテクニックを駆使して、
自分で作ったり、外注したりするといいでしょう。
ランディングページの主役は、商品ではありません。
商品がもたらしてくれる結果であり、
それを必要としている人(顧客)です。
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